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「寒鮒(かんぶな)」とは、寒の入りから節分までの最も寒さが厳しい時期に獲れる鮒のことです。水温が下がる冬、鮒は活動を抑えて水底の泥の深くに潜み、じっとして春を待ちます。この時期の鮒は餌を食べないため特有の泥臭さが抜け、身がぐっと引き締まり、上質な脂がのるため一年で最も美味とされています。甘露煮や鮒汁、洗い(刺身)などで古くから冬の味覚として親しまれてきた生活に根ざした季語です。
寒鮒を詠む際は、冬の厳しい「水のおとなしさ」や「底冷え」といった静寂感を背景に据えると深みが生まれます。水底の暗がりで息を潜める鮒の命の強さを描くか、あるいは釣り上げられて手桶の中で銀鱗を鈍く光らせる姿、さらには台所で湯気を立てて煮炊きされる食膳の温かみへと焦点を当てるかによって、多彩な情景が描けます。冷たさと温かさ、静寂と生命感の対比を意識することが上達の近道です。
・水底(みなぞこ)、深泥(ふかどろ)、川波、氷(ひ) ・手桶(ておけ)、釣竿(つりざお)、俎(まないた) ・甘露煮(かんろに)、鮒汁(ふなじる)、湯気、鱗(うろこ) ・静けさ、曇天、鈍き光、濁り水
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?秋の日の
薄日まとえり
老残菊
秋の日の
恵みの光
老残菊
茶を注ぐ
音だけ聞こゆ
秋の夜
本を閉じ
椅子に委ねる
秋夜かな
喉うるおう
コーンスープや
秋の湯気
手の甲に
クリーム白さ
秋に消え