鎌払ひ
autumn 生活

鎌払ひ

かまはらい

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来\n「鎌払ひ(かまはらい)」は、秋の刈り入れや草刈りなどの農作業がすべて終わった後、使用した鎌をきれいに洗って手入れをし、来年のために仕舞う行事や習慣を指します。これは単なる道具の片付けにとどまらず、実りの秋の収穫を無事に終えたという安堵感や、一年間働いてくれた道具への感謝、そして神仏へ感謝を捧げる意味合いも含まれています。\n\n### この季語で詠むコツ\n農作業が一段落したときの、ホッとした空気感を描写するのがコツです。鎌を洗う水の冷たさ、砥石に充てる金属的な音、仕舞い込まれる納屋の薄暗さなど、触覚や聴覚、視覚に訴えかける具体的な描写を取り入れることで、生活の実感がこもった深みのある句になります。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n- 水、砥石、冷たし(手入れの動作を具体的に表す言葉)\n- 夕日、月夜、日暮れ、風(作業終わりの時間経過や季節感を際立たせる言葉)\n- 納屋、物置、障子、庭(生活の場を特定し、暮らしの情景を浮かび上がらせる言葉)

鎌払ひ」の俳句例 (3件)

鎌払ふて砥石にのする月夜かな
飯田蛇笏【現代語訳】使った鎌をきれいに払い洗い、砥石に乗せて静かに研いでいると、夜空には美しい月が輝いている。\n\n【鑑賞】一日の農作業、あるいは一年の刈り入れを終えた静かな夜、月明かりの下で黙々と道具を手入れする作者の姿が浮かびます。澄み切った秋の月光と、金属的な鎌の輝き、そして冷たい砥石の質感が、静謐で引き締まった美的な空間を作り出しています。
鎌払ふてやがて障子を洗ひけり
芝不器男【現代語訳】刈り入れが終わって鎌の汚れを払い落とし、その勢いのまま、今度は冬支度のために障子を水洗いしたことだ。\n\n【鑑賞】農作業の一区切りがついた安堵感と、それに続く冬を迎えるための暮らしの営みを、てきぱきとした動作で描いています。「やがて」という言葉に、日常を生きる作者の快活さと、秋から冬へと移り変わる季節のスピード感が心地よく表現されています。
鎌払ひすむや日の入る峰の雲
飯田蛇笏【現代語訳】一仕事終えて鎌の汚れをきれいに払い終えると、ちょうど山の端に夕日が沈み、峰にかかる雲が美しく輝いている。\n\n【鑑賞】収穫を終えた充実感と、秋の日の暮れやすい寂寥感が、美しく染まる夕日と雲のダイナミックな描写によって捉えられています。大自然の営みのなかにぽつんと立つ人間の労働が、静かに肯定されているかのような深い余韻が残る一句です。

みんなの「鎌払ひ」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「鎌払ひ」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語