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伊勢海老は、古くから長寿や武運長久の象徴として親しまれてきた大型の海老です。長い髭と曲がった腰の姿から「腰が曲がるまで長生きできるように」という願いが込められ、また甲冑をまとった武士のような勇猛な姿が好まれ、新年の鏡餅の飾り物や祝膳に欠かせない縁起物とされてきました。そのため、俳句では新年の季語として扱われます。伊勢の海で多く獲れたことや、「威勢がいい」という言葉にかけたことが名前の由来ともいわれています。
伊勢海老の持つ圧倒的な存在感と華やかさを具体的に捉えることが大切です。殻の深い朱色、堂々たる太い髭、硬い甲羅の質感など、視覚的な迫力を描写すると新春のめでたさが際立ちます。また、お正月の床の間や祝いの食卓の情景と結びつけ、家族の団欒や厳かな空気感を対比させるのも効果的です。単に「めでたい」と抽象的に詠むのではなく、重みや触感、香ばしい匂いなど五感を働かせて表現してみましょう。
・鏡餅、三方、裏白、橙などの正月飾りの道具 ・祝膳、屠蘇、箸、朱塗りなどの新年の宴にまつわる言葉 ・甲冑、髭、朱色、跳ねる、威勢など姿や勢いを表す言葉
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?行く秋に
野菊のそつと
佇めり
色褪せし
沈黙残る
行く秋や
行く秋や
雑木林へ
日照雨して
行く秋や
漁の手袋
冷ゆるなり
山染めて
紅葉衣を
まといけり
寛政の
庚申塔の
時雨れゆく