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「初夢」とは、新年を迎えて最初に見る夢のことです。時代によって元日の夜とする説もありますが、現代では正月二日の夜から三日の朝にかけて見る夢を指すのが一般的です。古くから夢の内容でその年の吉凶を占う風習があり、良い夢を見るために「長き夜の…」という回文の歌や宝船の絵を枕の下に敷いて眠る習わしも親しまれてきました。吉兆とされる「一富士、二鷹、三茄子」はよく知られています。
夢の中の奇想天外な出来事や懐かしい人との再会など、夢の内容そのものを鮮やかに切り取るのが基本の型です。一方で、目覚めた瞬間の余韻や現実との落差、あるいは「どんな夢だったか思い出せない」「何も見ずに熟睡した」といった少しとぼけた感覚を詠むのも、味わい深い句になります。新年の初々しい空気感と、夢という幻影の不確かさを対比させると効果的です。
・覚む(さむ)、忘る、うつつ、消えゆく ・枕、蒲団、朝の光、暁、天井 ・母の顔、故郷、見知らぬ街、青空