初雪

初雪

はつゆき

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意味・由来

「初雪」とは、その年の冬に初めて降る雪のことです。暦の上で冬に入り、いよいよ寒さが本格的になったことを実感させる季語です。深く降り積もる雪とは異なり、空からちらちらと舞い落ちてくる数片の雪に気づいた瞬間の驚きや、季節の移ろいに対する感慨が込められています。古くから生活や農事の目安としても意識され、人々に特別な感慨をもたらしてきました。

この季語で詠むコツ

初雪の魅力は、その「瑞々しさ」と「はかなさ」にあります。単に雪が降ったという現象を詠むのではなく、見上げたときの驚きや、手のひらに受けてすぐに消えてしまう切なさ、周囲の景色が一変する気配を捉えましょう。また、積もらないほどの淡い雪だからこそ、視覚だけでなく、肌に触れる冷たさや静まり返る街の気配など、五感を澄ませて日常の細やかな変化を切り取るのが上達への近道です。

相性のいい言葉・取り合わせ

手のひら、窓ガラス、朝の光、黒い外套、息の白さ、湯気、足音、土の匂いなど。初雪の淡い白さや冷涼感を引き立てるために、人の体温を感じるものや、温かみのある生活の道具、色彩のコントラストが生まれる言葉と合わせると情緒が深まります。

「初雪」の俳句例 (5件)

初雪や小鳥のつゝく石燈籠
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
初雪や幸ひ庵にまかりある
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
初雪をふるへばみのゝ雫かな
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
初雪やひじり小僧の笈の色
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
初雪や輕くふりまく茶の木原
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

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