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「初雪」とは、その年の冬に初めて降る雪のことです。暦の上で冬に入り、いよいよ寒さが本格的になったことを実感させる季語です。深く降り積もる雪とは異なり、空からちらちらと舞い落ちてくる数片の雪に気づいた瞬間の驚きや、季節の移ろいに対する感慨が込められています。古くから生活や農事の目安としても意識され、人々に特別な感慨をもたらしてきました。
初雪の魅力は、その「瑞々しさ」と「はかなさ」にあります。単に雪が降ったという現象を詠むのではなく、見上げたときの驚きや、手のひらに受けてすぐに消えてしまう切なさ、周囲の景色が一変する気配を捉えましょう。また、積もらないほどの淡い雪だからこそ、視覚だけでなく、肌に触れる冷たさや静まり返る街の気配など、五感を澄ませて日常の細やかな変化を切り取るのが上達への近道です。
手のひら、窓ガラス、朝の光、黒い外套、息の白さ、湯気、足音、土の匂いなど。初雪の淡い白さや冷涼感を引き立てるために、人の体温を感じるものや、温かみのある生活の道具、色彩のコントラストが生まれる言葉と合わせると情緒が深まります。
初雪や
風の便りに
見えぬ富士
初雪、風花、雪催。雪を表す冬の季語の言い換えと、草田男・子規・一茶の雪の名句、雪の句を作るコツをご紹介します。

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