初冬

初冬

はつふゆ・しょとう

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意味・由来

「初冬(はつふゆ・しょとう)」は、立冬を迎えた十一月上旬から十二月上旬頃までの、冬の訪れを感じる時期を指す季語です。本格的な厳しい寒さが訪れる前、秋の風情をかすかに残しながらも、朝晩の風の冷たさに新しい季節の訪れを実感する、身の引き締まるような新鮮な情緒を含んでいます。

この季語で詠むコツ

単に寒さを強調するのではなく、季節の変わり目に見られる日常の些細な発見を描くのが成功の秘訣です。澄み切った青空の明るさ、まだ木々にわずかに残る枯葉、急に恋しくなる温かい飲み物など、視覚や触覚を通して感じた冬の始まりを素直に切り取りましょう。

相性のいい言葉・取り合わせ

「日射し」「朝風」「襟」「湯気」「足音」など、生活感や光の情景を伝える言葉とよく調和します。「ふと」「いつしか」「ほのか」といった移ろいを表す言葉を添えることで、初冬特有の静かで澄んだ空気をより鮮やかに表現できます。

「初冬」の俳句例 (2件)

初冬に何の句もなき一日かな
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
初冬のきたなき読書扇かな

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