初富士

初富士

はつふじ

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意味・由来

「初富士」とは、新しい年の初めに初めて仰ぎ見る富士山のことです。古来より霊峰として崇められてきた富士山が、真新しい雪をかぶり、清らかな新春の空に聳え立つ姿は、一年の幸福や吉祥を願う人々に深い感動を与えます。元日の朝一番に望む富士はもちろん、三が日や松の内の期間に改めて心新たに眺める富士も「初富士」と呼び、新年の晴れがましさと清々しさを象徴する季語として愛されています。

この季語で詠むコツ

富士山の美しさや雄大さは誰もが知っているため、「高い」「白い」「美しい」といった当たり前の形容詞だけで詠むと平凡になりがちです。どこから眺めているかという視点(電車の窓、自宅のベランダ、ビルの谷間、海岸など)を描いたり、手前にある日常の風景や自分の身近な動作と対比させたりすることで、富士の存在感がいっそう際立ちます。また、元旦の澄み切った冷気や光の移ろいなど、五感で捉えた新年の空気を添えるのも効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

・光や色を表す言葉(茜色、朝碧、紅、白銀) ・場所や視点を表す言葉(車窓、歩道橋、波頭、屋上) ・新年の営みを表す言葉(初湯、屠蘇、箒目、朝餉)

「初富士」の俳句例 (1件)

初富士に往来の人や富士見町
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)

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