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帚草(ははきぐさ)は、ヒユ科の一年草で、園芸では「コキア」の名でも親しまれています。茎を乾燥させて箒(ほうき)を作ったことからこの名がつきました。秋に赤く色づく姿も有名ですが、俳句で単に「帚草」と詠む場合は、夏に青々と茂るみずみずしい草姿を指します。こんもりと丸みを帯びて育ち、明るく柔らかな黄緑色の葉を密生させる姿は、夏の庭先や畑の片隅などで親しまれてきました。
夏の強い日差しの中で、ふっくらと丸い形を保ちながら揺れる、愛らしい存在感を捉えるのがコツです。触れたときの柔らかい感触や、水撒きをしたときの爽やかさ、風をはらむ様子など、五感を働かせて描写すると実感がこもります。秋の紅葉のイメージに引っ張られず、盛夏の鮮やかな「緑」と「形の面白さ」に焦点を当てて詠みましょう。
・庭先、路地、土間、生垣(身近な生活空間を表す言葉) ・打ち水、炎天、青空(夏の日差しや涼を呼ぶ夏の季語) ・丸き、ふんわり、風、青緑(形状や質感を捉える無季の言葉)
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