御一新草
autumn 植物

御一新草

ごいっしんぐさ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「御一新草(ごいっしんぐさ)」とは、キク科の帰化植物「ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)」の別名です。北米原産のこの植物は、明治維新(御一新)前後に日本へ渡来し、空き地や鉄道沿い、道端などに爆発的な生命力で広がっていきました。当時の人々が、新時代(明治)の到来とともに全国へ急激に繁殖した様子を見て「御一新草」や「明治草」「鉄道草」と呼んだことに由来します。初秋から秋にかけて、茎の先に無数の細かく地味な白っぽい頭花を咲かせます。

この季語で詠むコツ

どこにでも生える強い生命力や荒涼感を詠むのが基本です。単なる雑草としての姿だけでなく、名前が持つ「明治維新」「時代の変遷」「文明開化の光と影」といった歴史的な背景や哀歓を響かせると句に深みが生まれます。背が高く群生して風に揺れる姿から、秋の寂寥感や時代の移り変わりを捉えるのがコツです。

相性のいい言葉・取り合わせ

・場所・情景:空地、廃線、線路、土手、板塀、赤錆 ・動詞・状態:吹かるる、群るる、枯れ初む、伸び放題、埋め尽くす ・心情・時間:夕暮れ、秋風、栄枯盛衰、時代の名残

御一新草」の俳句例 (3件)

御一新草吹かれ放題吹かれをり
富安風生【現代語訳】御一新草が、秋風に吹かれるがまま、どこまでも揺れ続けていることだ。 【鑑賞】荒れ地や道端に群生する御一新草が、秋風に身を任せて激しく揺れている様子を「吹かれ放題」と率直に詠んだ一句です。外来種としての逞しさと、どこか無頼で哀愁を帯びた佇まいが見事に捉えられています。
御一新草刈られて日々の過ぎにけり
高浜年尾【現代語訳】繁茂していた御一新草が刈り取られ、そうして平穏な日々がまた過ぎ去っていくことだ。 【鑑賞】伸び放題だった雑草が刈られたあとの何気ない日常の推移を詠んでいます。「御一新草」という歴史めいた名を持つ草が刈り払われる情景から、時代の流れや季節の移ろいに対する静かな実感が滲み出ています。
御一新草夕風わたる広場かな
及川貞【現代語訳】御一新草が生い茂る広場に、秋の夕風が吹き抜けていくことよ。 【鑑賞】広々とした空き地に生え広がる御一新草と、そこを吹き抜ける夕風の取り合わせが、秋ならではの寂寥感を際立たせています。草の名が持つ素朴さと、夕暮れの広場の荒涼とした美しさが響き合っています。

みんなの「御一新草」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「御一新草」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語