暍病

暍病

えつびょう

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意味・由来

「暍病(えつびょう)」とは、夏の厳しい暑さに当てられて身体が衰弱したり、高熱や眩暈を起こしたりする病気のことです。現代で言うところの「熱中症」や重い「日射病」「暑気あたり」に相当します。「暍」の字には、激しい暑さで気絶する、倒れるといった意味が含まれており、古くから夏の過酷な気候がもたらす恐ろしい災いとして認識されていました。命を脅かすほどの酷暑の厳しさと、それに晒される人間の肉体の脆さを物語る季語です。

この季語で詠むコツ

単に「暑くて苦しい」と主観を述べるのではなく、周囲の情景や看病の様子、身体の細やかな変化を客観的に捉えることが大切です。例えば、外の容赦ない炎天下の光芒と、寝かされている薄暗い部屋の静けさとの対比を描くと、季語の持つ切実さが引き立ちます。また、看病する家族の手の冷たさや額の汗、枕元の水など、身近な事物を丁寧に写生することで、真に迫る一句となります。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 氷水、団扇、葭戸、寝茣蓙などの夏をしのぐ道具や生活の季語
  • 枕元、濡れ手拭、眩暈、微熱、日射しなどの病状や環境を伝える無季の言葉
  • 蝉時雨、青天井、炎天など、外の過酷な暑さを強調する夏の自然の季語

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