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達磨忌(だるまき)は、禅宗の開祖である達磨大師(だるまだいし)の命日である旧暦十月五日(現在では十一月五日頃)に行われる法要のことです。初冬の季語として用いられます。達磨大師は中国の嵩山少林寺で九年間も壁に向かって座禅を続け、手足が腐り落ちてもなお悟りを開いたという「面壁九年」の伝説で知られており、七転び八起きの縁起物である「だるま」のモデルでもあります。冬の始まりの凛とした寒さとともに、厳しい禅の精神を感じさせる厳かな季語です。
達磨忌を詠む際は、禅寺の静寂や厳粛な空気を捉えるのが王道です。冷え込んでくる晩秋から初冬の気候を背景に、張り詰めた堂内の気配や、香煙、読経の声などを具体的に描くと臨場感が出ます。また、達磨大師の力強い眼差しや、置物のだるまを思わせる鮮やかな「朱色」を景の中に点ずると、冬のモノトーンの景色の中で鮮明な対比が生まれます。厳しさの中に、どこか人間味や力強さを感じさせる句を目指すと良いでしょう。
・視覚を刺激する言葉:朱、面壁、白砂、香煙、墨色、影 ・聴覚を刺激する言葉:木魚、読経、鐘の音、落ち葉を踏む音 ・寒さや静寂を表す言葉:冷気、静寂、初冬、薄日、石畳
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秋の愁いも
味とせる
胡桃色
秋に映えたる
独特さ
街角の
秋の愁いや
セピア色
午後のお茶
ひとり点前や
秋愁ひ
秋愁ひ
柱時計の
ねぢの錆
秋愁を
心の灯とす
息込みぞ