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「橙飾る(だいだいかざる)」は、新年の祝いとして鏡餅や注連飾り(しめかざり)などに橙の実を添えて飾ることを言います。橙は実が熟してもすぐには木から落ちず、二代、三代と何年も木についたまま年を越す特性があります。このことから「代々(だいだい)」に通じ、家系が絶えず代々繁栄するようにという願いを込めて、古くから縁起物として飾られてきました。お正月の訪れを告げる、清々しくもおめでたい季語です。
橙の鮮やかな橙色と、鏡餅の純白や注連縄の青藁との鮮烈な「色彩の対比」に着目すると、新春らしい晴れやかな光景が立ち上がります。また、飾り付けをする手のぬくもりや、床の間の静けさ、家族の歴史といった情景を重ね合わせるのも深みが出ます。単に「飾った」という報告にとどまらず、橙のみずみずしい果皮の質感や微かな香り、神棚や玄関に差し込む初日など、五感を意識して描写してみましょう。
・色彩や質感を表す言葉(白、青藁、日差し、艶、重み) ・場所や道具を表す言葉(三方、床の間、神棚、玄関、半紙) ・動作や情景を表す言葉(重ねる、据える、拝む、静まり返る、代々の家)