阿波踊

阿波踊

あわおどり

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意味・由来\n阿波踊(あわおどり)は、徳島県(旧阿波国)を発祥とする、400年以上の歴史を持つ盆踊りです。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」の囃子言葉で広く知られ、鉦(かね)、太鼓、三味線、笛による賑やかな二拍子の「ぞめき」のリズムに乗って街中を練り歩きます。勇壮な「男踊り」としなやかで美しい「女踊り」があり、熱気あふれる初秋の風物詩として俳句でも親しまれています。\n\n### この季語で詠むコツ\n阿波踊の魅力は、圧倒的な躍動感、リズムの熱気、そして祭りが終わった後に訪れる静寂や寂寥感の対比にあります。踊り手の編笠、揃いの浴衣、足袋、指先の動きといった具体的な視覚描写や、鉦や太鼓の響きなどの聴覚情報を捉えると臨場感が出ます。また、踊りの渦中を描くだけでなく、踊りの前後の街の空気や、見物客の熱狂に焦点を当てるのも効果的です。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n・衣装や道具:編笠、浴衣、白足袋、提灯、団扇\n・音やリズム:鉦(かね)、太鼓、ぞめき、笛、二拍子\n・情景や感情:熱気、渦、夜気、川風、静寂、余韻

阿波踊」の俳句例 (3件)

阿波踊見しよりのちの暗さかな
能村登四郎【現代語訳】熱狂的な阿波踊りを見物したあと、ふと我に返ると夜の闇が一層暗く感じられることだ。\n【鑑賞】眩い照明と熱狂の渦の中にいたからこそ、踊りが引いた後の日常の闇の深さ・静けさが際立ちます。祭りの持つ狂騒と、その後の寂寥感を見事に対比させた名句です。
阿波踊提灯の紅のたまりけり
大野林火【現代語訳】阿波踊りの会場で、吊るされた提灯の赤い灯りが一箇所に濃くたまっているようだ。\n【鑑賞】踊り手の熱気とともに、提灯の放つ赤い光が濃密な空間を作り出している様子を捉えています。「紅のたまりけり」という表現により、夜祭の華やかさと熱気を鮮烈な色彩感覚で描き出しています。
阿波踊跳ねて吉野川渡るかに
鷹羽狩行【現代語訳】阿波踊りの連が勢いよく跳ね回り、このまま大河・吉野川をも飛び越えて渡ってしまうかのようだ。\n【鑑賞】阿波踊りの持つ底抜けのエネルギーと躍動感を、徳島の大河である吉野川のスケール感と結びつけて豪快に詠み上げたダイナミックな一句です。

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