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「秋の社日(あきのしゃにち)」とは、秋分に最も近い「戊(つちのえ)」の日のことです。「秋社(しゅうしゃ・あきしゃ)」とも呼ばれます。古代中国の土地神を祀る習俗が日本に伝わり、日本古来の産土神(うぶすながみ)信仰と結びつきました。春の社日が「豊作を祈る日」であるのに対し、秋の社日は実りの季節を迎えて「収穫を感謝する日」とされています。神社にお参りをし、新米や初穂、酒や餅などを神前に供えて祝う、農村の大切な節目の一日です。
豊穣への感謝と、秋の穏やかな日常風景をすくい取ることがポイントです。春社のような華やかな賑わいとは異なり、秋社はどこか落ち着いた静けさや、満ち足りた温もりが漂います。神社境内の様子だけでなく、お供えの餅をつく音、新酒の香り、日当たりの良い畑や村里の佇まいなど、生活感のある情景と組み合わせると、この季語の持つ素朴な味わいが際立ちます。
・神社・信仰の言葉:鳥居、祠、御幣、社叢(しゃそう)、鐘、鈴 ・収穫・食の言葉:新米、餅、新酒、初穂、藁 ・里山の風景:山畑、村雀、日和、稲架(はざ)、夕暮れ
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