鳥持網代

鳥持網代

とりもちあじろ

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意味・由来

「鳥持網代(とりもちあじろ)」とは、春の山野で小鳥を捕らえるために用いられた伝統的な仕掛けを指す季語です。竹やアシを細かく編んだ網代に鳥黐(植物の樹皮などから精製した強い粘着剤)を塗りつけ、小鳥が集まりそうな生け垣や薮などに立てかけておきます。古くから親しまれた春の野の営みであり、里山ののどかな風景と人間の素朴な知恵が結びついた、風情豊かな季語です。

この季語で詠むコツ

鳥持網代の魅力は、獲物を待つ静寂と、春の山野が持つ穏やかな空気感の対比にあります。仕掛けそのものを細かく説明するよりも、周囲の自然環境や光の加減、鳥の気配などを描き出すのが上達のコツです。実際に鳥がかかった瞬間だけでなく、鳥が来るのをじっと待つ時間の長さや、遠くで聞こえる小鳥のさえずりなどを取り合わせると、物語性のある深い句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・春風(はるかぜ) ・山里(やまざと) ・春霞(はるがすみ) ・木漏れ日(こもれび) ・雑木林(ぞうきばやし) ・芽吹き(めぶき)

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