探梅行

探梅行

たんばいこう

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意味・由来

「探梅行(たんばいこう)」とは、寒さ厳しい冬の時期に、早咲きの梅の花を探し求めて野山や寺社などへ出かけることを意味する季語です。春に満開の梅を楽しむ「観梅」とは趣が異なり、冬の静寂のなかで、まだ固い蕾の中にぽつりとほころび始めた一輪、二輪の花を宝探しのように見つけ出す風流な道行(散策)を指します。寒風に耐えながら早春の息吹を探す、凛とした風情が漂う言葉です。

この季語で詠むコツ

「行」という字が含まれている通り、花そのものの姿だけでなく、花を探し求めて歩く「道中」の情景や足取りを描くのがポイントです。冬の寒さや山道の険しさ、あるいは期待に胸を弾ませる心情を対比させることで、見つけた梅の花の清らかさや喜びが一層際立ちます。見晴らしのよい景色や、足音、吐く息の白さなど、歩いている五感を意識して描写してみましょう。

相性のいい言葉・取り合わせ

・道中の情景を描く言葉(石段、細道、山門、杖、靴音) ・冬の自然や光を表す言葉(薄日、寒風、日矢、木漏れ日) ・探索の動作や感覚を表す言葉(息白し、見上ぐる、香を求めて、歩み止む)

「探梅行」の俳句例 (1件)

見下ろせば来馴れし谷や探梅行
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)

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