早梅

早梅

そうばい

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意味・由来

「早梅(そうばい)」とは、本格的な春の訪れを待たずに、冬の厳しい寒さのなかで早くもほころび始めた梅の花を指す冬の季語です。梅は春の季語ですが、冬のうちから咲き急ぐ梅には「早梅」や「寒梅(かんばい)」、「冬梅(ふゆめ)」といった冬の季語が用いられます。なかでも早梅は、周囲がまだ枯れ色の冬景色のなか、いち早く春の兆しを告げる健気さや、凛とした生命力の輝きをたたえた風情があります。

この季語で詠むコツ

満開の華やかさを詠むのではなく、寒風のなかで一輪、二輪と控えめに咲く姿に焦点を当てるのがコツです。凍てつく寒さや張り詰めた空気感と、ほのかに香る命の温もりとのコントラストを意識してみましょう。また、「春を先取りした驚き」や「見つけたときの喜び」といった心の動きを、情景描写を通して自然に表現すると深みが出ます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・光や空の描写(冬日、薄日、寒晴、朝影など) ・触覚や気温(寒風、凍つ、凛凛、冷たきなど) ・静けさや場所(古刹、日溜まり、垣根、庭先など)

「早梅」の俳句例 (1件)

餠雪の落ちやめば早梅芬々
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

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