虎始めて交はる

虎始めて交はる

とらはじめてまじわる

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意味・由来

「虎始めて交はる(とらはじめてまじわる)」は、二十四節気の「大雪」の初候(新暦十二月七日頃から十一日頃)にあたる七十二候の一つです。中国古代の暦に由来し、陰気が極まり寒さが厳しくなるこの時期に、かすかに兆す陽気を感じ取って虎が交尾を始める季節とされたことから名付けられました。日本には野生の虎はいませんが、寒冷の極みにおいて目覚める野性の力強い生命力や自然界の神秘を象徴する冬の季語として、古くから俳句に詠み継がれてきました。

この季語で詠むコツ

現代において虎を直接目にする場所は動物園などに限られますが、無理に実景にとらわれる必要はありません。目に見えない深い山奥や広大な大地、張り詰めた冬の夜の気配などに思いを馳せ、静寂の底に秘められた猛々しい生命の熱気や神秘性を描くのが効果的です。また、現代の動物園の檻の風景を通して、失われない野生の本能を切り取るアプローチも新鮮な一句につながります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・自然や風景:深山、雪嶺、山河、暗渠、夜気 ・感覚・状態:遠鳴り、気配、咆哮、寝息、脈打つ、熱、底力 ・対比となる物:鉄格子、檻、地図、書物、人里、乾いた風

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