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「四宮祭(しのみやまつり)」は、旧暦八月十八日(秋)に行われる、近江国(現在の滋賀県大津市)逢坂山周辺の蝉丸神社(四宮神社・蝉丸宮)などの祭礼を指す秋の季語です。逢坂の関は古今和歌集をはじめ多くの古典文学に登場する名所であり、琵琶の名手として知られる蝉丸を祀る神社として信仰を集めてきました。街道を行き交う旅人や近隣の人々で賑わう祭りですが、王朝の雅な歴史や逢坂山の山深い風情が重なり、どこか雅びで哀愁を帯びた情緒が漂うのが特徴です。
歴史ある歌枕「逢坂山」や「関所」の土地柄を意識することが大きなポイントです。祭りの活気や提灯の灯りを描くのも魅力的ですが、祭りの前後の静けさや、祭りが終わった後に訪れる秋風の冷たさ・山の寂寥感を詠み込むと、季語が持つ歴史的・詩的な深みが引き立ちます。
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