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「大反嘴鴫(オオソリハシシギ)」は、秋にシベリア方面から越冬地へ向かう途中で日本の干潟や河口、海岸に立ち寄る旅鳥(シギの仲間)です。最大の特徴は、和名のとおり「上にゆるやかに反り返った長い嘴(くちばし)」です。春にも北上時に渡ってきますが、俳句では多くのシギ類と同様に、旅立ちや寂寥感漂う風情から「秋」の季語として扱われます。干潟の泥深くに反った嘴を巧みに差し込み、カニやゴカイなどを捕食するダイナミックかつ愛らしい姿が観察されます。
「大反嘴鴫」は八音と音数が多いため、上五・中七・下五のどこに配置するかでリズムが決まります。特に反り返った特徴的な嘴の形状、干潟を忙しなく歩き回る動作、そして広大な海の干満や秋の潮風・光のコントラストに目を向けると鮮やかな情景が立ち上がります。八音を活かして句頭にどっしり置くか、字余りを生かして写生に徹するのが詠むコツです。
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