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「大毛蓼(おおけたで)」は、タデ科の一年草で、晩夏から秋にかけて濃い紅色の太い花穂(かすい)を垂れ下げるように咲かせる植物です。草丈は1〜2メートル以上にも達する大型の植物で、茎や葉の全体に軟毛が密生していることからその名が付けられました。東南アジア原産で、江戸時代に観賞用や薬用として渡来しましたが、現在では野生化して道端や空き地、水辺などでも力強く咲く姿が見られます。秋の野にひときわ鮮やかな紅色をもたらす存在感のある季語です。
大毛蓼の特徴は、人の背丈ほどにもなる「大きさ」と、房状に垂れ下がる「濃紅色の花穂」、そして全体を覆う「毛の質感」です。小さな野草のタデと違ってダイナミックな量感があるため、遠景からの鮮やかな色彩を捉えたり、雨や風に重たげに揺れる姿に注目すると詩情が生まれます。また、秋の深まりとともに傾ぎながらも咲き誇る、野趣と逞しさを対比させるのも効果的です。
・色彩・光:くれなゐ、茜(あかね)、夕日、水あかり、日ざし ・天候・気象:秋雨、露、雫、野分(のわけ)、秋風 ・情景・場所:川べり、空き地、傾ぐ、垂る(たる)、重たげ
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