女郎花

女郎花

おみなえし・じょろうか

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意味・由来

「女郎花(おみなえし)」は、秋の七草の一つとして古く万葉の時代から愛されてきたスイカズラ科の多年草です。初秋から秋の深まりにかけて、細くしなやかな茎の先に、粟粒のような黄色い小花を傘状に群がり咲かせます。「女郎(おみな)」は成人女性・美女を意味し、その優美でたおやかな佇まいが女性の姿に例えられたことからこの名がついたとされています。また、黄色い花を「粟飯(女飯=おみなめし)」に見立てたという説もあります。

この季語で詠むコツ

女郎花の最大の特徴は、華奢で風に揺れる繊細な姿と、鮮やかな黄色です。風や露に濡れて寄り添うように立つ姿から、物悲しさや優雅さ、どこか儚げな美しさを表現するのに適しています。単に「黄色い花が綺麗」と詠むだけでなく、風の吹き抜ける野原の広がりや、秋晴れの光とのコントラスト、あるいは夕暮れの寂寥感など、情景の空気感とともに詠み込むと詩情が深まります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・自然の情景:秋風、夕露、野道、夕日、雨、薄(すすき) ・動作・様子:揺るる、傾く、立ち並ぶ、黄をこぼす、ひそやかに ・心情や対比:旅情、哀れ、静けさ、男郎花(おとこえし)との対比

「女郎花」の俳句例 (4件)

かたまるを力にさくや女郎花
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
女郎花やゝ略したる床の間に
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
大名の庭に痩せたり女郎花
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
うき人にすねて見せけり女郎花
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

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