季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
「松がさね(松重ね)」は、平安時代から伝わる装束の「かさねの色目」の一つで、新年の季語です。松の葉の常緑と幹の風情を模し、表を萌黄色や青色、裏を紫や蘇芳色などに仕立てた配色を指します。常緑の松は長寿や繁栄の象徴であり、そのめでたい松の緑と高貴な色を重ね合わせた衣は、正月の祝儀にふさわしい晴れやかさを持ちます。また、色目そのものだけでなく、門松や飾りの松が青々と幾重にも重なるおめでたい情景を重ねて連想させる、優雅で格調高い季語です。
「色」の美しさと「雅」な気品を意識して詠むのがポイントです。平安貴族の美意識が宿る言葉ですので、新年の晴れ着の襟元や袖口、あるいは床の間の室礼など、視覚的な美しさを切り取ると効果的です。単に衣服を描くだけでなく、松の持つ力強い生命力と、新春の清らかな光や空気感を組み合わせることで、奥行きのあるめでたい一句に仕上がります。
・色彩や衣服の言葉:萌黄、紫、絹、襟、袖、衣擦れ、晴着、帯 ・新年の雅な言葉:初日、神楽、床の間、祝ぎ、淑気 ・動作や情景:ほのめく、重ねて、匂ふ、照り添ふ