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熊谷草(くまがいそう)は、山地の木陰や竹林などに自生するラン科の多年草です。春に扇のような大きな葉を広げ、その中心から伸びた茎の先に、袋状に大きく膨らんだ独特な形の花を咲かせます。この袋状の花びらを、源平合戦の武将である熊谷直実(くまがいなおざね)が背中に背負っていた流れ矢を防ぐ武具「母衣(ほろ)」に見立ててこの名が付きました。なお、同じ仲間で小ぶりなものは平敦盛にちなんで「敦盛草(あつもりそう)」と呼ばれます。
何といっても、ぽってりと大きく膨らんだ花のユニークな造形と、武将の名を冠した重厚な背景が特徴です。薄暗い森の奥でひっそりと、しかし異様なほどの存在感を放つ姿に焦点を当ててみましょう。袋状の唇弁の質感や、静けさの中に漂う武者の哀愁、木漏れ日との明暗を捉えると、深みのある一句になります。花の形状をそのまま説明するのではなく、見つけたときの驚きや佇まいの気品を詠むのがコツです。
・杉木立(すぎこだち)、木漏れ日、竹林(自生する薄暗い環境を表現する言葉) ・母衣(ほろ)、古戦場、武者(名前にまつわる歴史や情景を連想させる言葉) ・ぽっかり、ひそやか、薄明かり(花の独特な形状や静寂を写す言葉)
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?影あわき
後の月見に
たたずめり
禅僧や
素足のままの
秋深し
秋深し
葉裏に白き
光閃く
秋深し
すする緑茶の
湯気白く
懐かしいき
友に手紙や
秋深し
高瀬船
興りし川や
秋の雲