北野瑞饋祭
autumn 行事

北野瑞饋祭

きたのずいきまつり

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意味・由来

北野瑞饋祭(きたのずいきまつり)は、京都の北野天満宮で毎年10月上旬に行われる歴史ある秋の例祭です。西陣の氏子たちが収穫への感謝を込めて、芋茎(ずいき)の柄をはじめ、数々の野菜や乾物、生花で屋根や飾りが作られた「ずいき神輿」を仕立てて巡行することからこの名がつきました。平安時代に菅原道真公に新穀や秋の味覚を捧げたことに由来し、五穀豊穣を祝う京都の秋を代表する風物詩として親しまれています。

この季語で詠むコツ

北野瑞饋祭を詠む際の最大のポイントは、一般的な金属や木造の神輿とは異なる「野菜や作物で飾られた独創的な神輿の質感」に注目することです。赤芋茎や唐辛子などの鮮やかな色彩や、青くみずみずしい芋茎の匂い、手作りの温もりなどを具体的に描写すると効果的です。視覚だけでなく嗅覚や触感といった五感を使うことで、収穫の喜びと祭りの活気を鮮明に表現できます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 素材・色彩を表す言葉:「赤芋茎」「唐辛子」「千日紅」「鮮やか」「青々し」
  • 京都の風情を表す言葉:「西陣」「町家」「石畳」「織物」「古都」
  • 祭りの熱気を表す言葉:「巡行」「熱気」「かけ声」「秋晴」「実り」

北野瑞饋祭」の俳句例 (3件)

ずいき祭神輿の下にすわる子等
山口誓子【現代語訳】瑞饋祭の巡行の合間、ずいき神輿のすぐ下に子どもたちがちょこんと座っている。 【鑑賞】賑やかな祭りの最中、神輿の影で休息する子どもたちの姿をあたたかく描いています。京都の町に根付いた素朴で親しみやすい祭りの日常風景が伝わってきます。
ずいき祭芋茎の匂ふ神輿かな
後藤夜半【現代語訳】瑞饋祭の神輿から、屋根や飾りに使われている芋茎(ずいき)のみずみずしく青く辛味のある独特の匂いが漂ってくることだ。 【鑑賞】野菜で作られた瑞饋神輿の存在感を、視覚だけでなく「匂い」という嗅覚を通して捉えた名句です。秋の収穫の生々しい命の恵みが感じられます。
ずいき祭赤き芋茎の匂ひけり
阿波野青畝【現代語訳】瑞饋祭の神輿に使われている鮮やかな赤芋茎から、その独特の匂いが立ち上っている。 【鑑賞】「赤き」という鮮烈な視覚的色彩と「匂ひ」という嗅覚をストレートに取り合わせ、五穀豊穣を祝う瑞饋祭の瑞々しい生命力と熱気を際立たせています。

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