風涼し

風涼し

かぜすずし

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意味・由来

「風涼し」は、夏の厳しい暑さのなかで吹き抜ける風が、肌に心地よい清涼感をもたらす情景を表す季語です。俳句において「涼し」は盛夏に感じる涼やかさを指し、暑さがあるからこそ一層引き立つ特別な感覚です。その涼しさが特に「風」によってもたらされた瞬間を捉えた言葉であり、汗ばんだ身体をすっと冷ましてくれる風のありがたさや、ほっと一息つく心の安らぎが込められています。

この季語で詠むコツ

単に「風が涼しくて気持ちが良い」という気持ちをそのまま述べるのではなく、風の姿を五感を使って具体的に描くことが上達への近道です。風そのものは目に見えませんが、木々の葉のざわめき、水面のさざ波、揺れる暖簾や衣服の裾などを通して風の存在を可視化できます。また、一日のうちで暑さが和らぐ夕暮れ時や、水辺、木陰などの涼を呼び込む場所と取り合わせることで、吹き抜ける風の心地よさがより鮮やかに読み手へと伝わります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・水辺や自然の情景(渚、水面、木陰、青葉など) ・風の動きを感じさせるもの(暖簾、白シャツ、風鈴、簾など) ・動作や身体感覚(汗引く、歩みを止める、襟をくつろぐ、深呼吸など)

「風涼し」の俳句例 (1件)

寺の門はひらんとして風涼し
高浜虚子『七百五十句』(青空文庫)

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