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「帷子竿(かたびらざお)」とは、夏の薄手な麻の着物である「帷子」を洗い、乾かすために掛ける竹竿のことです。かつては洗った帷子の袖に竹竿を一本通し、大きく広げて風を通して乾かしていました。青竹の鮮やかな色と、洗い立ての白い麻布が夏の強い日差しのなかで風をはらんで揺れる様は、見た目にも非常に涼しげで、庶民の暮らしに根ざした夏の風物詩として親しまれてきました。
竿そのものだけでなく、そこに掛かっている麻布の質感や、風、光の描写を重ねるのが上達への近道です。布地が風をはらんでふわりと膨らむ様子や、青竹のしなり、からりと乾いていく匂いなど、五感で捉えた変化を言葉にしてみましょう。また、庭先や軒下といった日常の暮らしの空間を背景に置くことで、清潔感と爽やかな涼しさを同時に伝えることができます。
・風、南風、涼風(布を軽やかに翻らせる風) ・青空、夏日、木漏れ日(まぶしい夏の光を連想させる言葉) ・庭先、軒下、井戸端(生活の温もりを感じさせる場所) ・白し、翻る、香る(清潔感や布の動きを表す言葉)