上難波祭
autumn 行事

上難波祭

かみなんばまつり

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意味・由来\n「上難波祭(かみなんばまつり)」は、大坂(現在の大阪市中央区博労町)にある難波神社(上難波神社)で、旧暦の9月20日(現在は10月20日前後)に行われる秋祭りを指す秋の季語です。仁徳天皇を祀る難波神社は古くから大阪の町衆に信仰され、この祭礼は豊かな実りへの感謝を表す行事として、神輿や多くの露店で賑わいました。大阪の街を彩る代表的な秋の風物詩です。\n\n### この季語で詠むコツ\n賑やかな祭りの活気と、秋の深まりに伴う冷涼な空気(秋風や夜寒、露など)のコントラストを捉えるのが最大のポイントです。華やかなお囃子や灯火の描写に、ふと感じる寂しさや哀愁といった、秋ならではの情緒を取り合わせることで、句に深い余韻が生まれます。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n* 気候・自然:秋の風、夜寒、秋の露、灯(ともしび)、星月夜\n* 行動・情景:夜道、帰り道、賑わい、お囃子、人波

上難波祭」の俳句例 (3件)

上難波の祭やいかに秋の風
向井去来【現代語訳】上難波神社の秋祭りが行われているが、今頃あちらの様子はどのようであろうか。冷ややかに吹く秋の風の中で、遠く大坂の賑わいに思いを馳せている。\n【鑑賞】『猿蓑』に収められた名句です。去来は京都にいながら、大坂の上難波祭に思いを寄せています。にぎやかな祭りの熱気と、自身の周囲に吹く寂しげな秋風との対比が、深い旅情と哀愁を醸し出しています。
上難波の祭にまいる夜道かな
正岡子規【現代語訳】上難波神社の秋祭りへ参拝するために、しんとした暗い夜道を歩いていることよ。\n【鑑賞】子規が秋の涼しい夜に、祭りの明かりや賑わいを目指して歩く様子を描いた句です。祭りの喧騒へと近づいていく期待感と、道中の静かで冷ややかな夜気の心地よさが、しみじみと伝わってきます。
上難波の祭や露のともしび
正岡子規【現代語訳】上難波神社の秋祭り、その参道を照らす灯火が、降りたばかりの秋の露に濡れて美しく輝いている。\n【鑑賞】祭りの華やかな灯りと、秋の季語である「露」を取り合わせた繊細な一句です。夜の冷気の中で、濡れた露が灯火を反射して幻想的にきらめく光景が、秋祭りの風情を一層引き立てています。

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