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「初午(はつうま)」とは、二月に入って最初の「午(うま)の日」に行われる、稲荷神社の祭礼のことです。奈良時代の和銅四年(七一一年)の初午の日に、稲荷山(京都市伏見区)に神様が降り立ったという言い伝えから始まりました。五穀豊穣や商売繁盛、家内安全を願うお祭りで、神社には朱色の幟(のぼり)が立ち並び、神の使いとされる狐に油揚げやお稲荷さん(いなり寿司)をお供えします。京都の伏見稲荷大社では、参拝の記念に杉の小枝を持ち帰る「験の杉(しるしのすぎ)」という風習も知られています。
春まだ浅い二月の寒さの中に、華やぎと活気が満ちてくる様子を捉えるのがポイントです。境内を彩る鮮やかな朱色の鳥居や幟旗の色彩、参拝客の賑わい、油揚げを供える素朴な信仰心など、稲荷神社ならではの情景に焦点を当ててみましょう。「まだ風は冷たいけれど、季節は確かに春へ向かっている」という、初春独特の光や空気感を添えると、季節の動きがより生き生きと伝わる一句になります。
・鳥居、朱の鳥居(しゅのとりい) ・幟旗(のぼりばた) ・油揚げ、いなり寿司 ・白狐(びゃっこ)、狐の面 ・参道、石段、境内 ・験の杉(しるしのすぎ) ・鈴の音、太鼓 ・薄日、春風