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蚕棚(こだな・かいこだな)とは、春に孵化した蚕(春蚕)を飼育するために、農家の座敷や作業場に組まれた専用の棚のことです。竹で編んだ平らな浅い籠(蚕箔)を何段にも重ねて効率よく蚕を育てるための工夫で、かつて養蚕が盛んだった日本の農村では、春になると家の中の大部分が蚕棚で埋め尽くされました。蚕を「お蚕様」と呼んで家族同然に大切に育てた、人々の暮らしと祈りが染みついた生活感あふれる季語です。
蚕棚のある部屋の空気感や五感を捉えて詠むのがコツです。蚕棚の竹や木の温もり、室内の薄暗がり、新鮮な桑の葉のみずみずしい青い匂い、そして蚕が一斉に桑を食むときに響く「春雨のようなかすかな音」などを具体的に描写すると、臨場感と深みが生まれます。また、朝早くから夜遅くまで世話に追われる家族の手や、蚕への慈しみの眼差しを取り合わせることで、温かな生活の情景を浮かび上がらせることができます。
・桑の葉、青葉(春・植物) ・土間、薄暗がり、格子窓(生活・無季) ・母の手、夜なべ、灯火(生活・無季) ・春雨、春浅し、朧(春・時候)
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?影あわき
後の月見に
たたずめり
禅僧や
素足のままの
秋深し
秋深し
葉裏に白き
光閃く
秋深し
すする緑茶の
湯気白く
懐かしいき
友に手紙や
秋深し
高瀬船
興りし川や
秋の雲