春立つ

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はるたつ

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意味・由来

「春立つ」は立春を迎えること、すなわち暦の上で春が始まることを表す季語です。二十四節気の第一である立春(二月四日頃)と同義ですが、「立つ」という言葉が入ることで、季節が新しく立ち現れる生命力や、春の訪れを実感するみずみずしい感動が際立ちます。現実にはまだ厳しい寒さが続きますが、暦に春の文字を見るだけで、人々の心には待ちわびた温もりや希望が芽生えます。

この季語で詠むコツ

周囲の景色はまだ冬の気配が濃い時期だからこそ、日常の中にひそむ微かな変化に目を向けるのがコツです。例えば、日差しのやわらかさ、空の青さの深まり、朝夕の光の加減、水の輝きなど、五感でとらえた春の兆しを丁寧にすくい上げましょう。「立つ」という言葉が持つ爽やかで前向きな響きを生かし、背筋がすっと伸びるような心境や、日々の新しい一歩を詠み込むと素晴らしい句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

日差し、光、青空、朝、風、机、窓辺、暦、水、靴、土、歩み、時計

「春立つ」の俳句例 (2件)

春立つてまだ九日の野山哉
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
オリヲンの真下春立つ雪の宿

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