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「春の風邪」は、春先に引いてしまう風邪のことです。寒さが緩んで暖かくなると、人はつい薄着になったり油断したりしてしまいがちです。また、春は「三寒四温」と呼ばれるように気温の寒暖差が激しく、環境の変化や疲れも重なって体調を崩しやすくなります。冬の風邪が寒風のなかでの切実な苦しさを伴うのに対し、春の風邪には、うららかな外の気候とは裏腹に、体が重く微熱が続くような、どこか気だるくぼんやりとした風情が漂います。
外の明るく華やかな春の景色と、病床に伏している自分との対比を意識すると、実感がこもった句になります。春の柔らかな日差し、窓越しに見える草木、鳥の声など、春ならではの情景と「熱っぽさ」や「気だるさ」を取り合わせてみましょう。また、冬の風邪のような緊迫感よりも、まどろみや倦怠感、長引く鬱屈とした心理を丁寧に描写するのがポイントです。
・枕(まくら)、寝床、窓、薬、体温計 ・微熱、まどろみ、白湯(さゆ)、薄日 ・春光(しゅんこう)、春昼(しゅんちゅう)、朧(おぼろ)
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