蕗の薹

蕗の薹

ふきのとう

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意味・由来

蕗の薹(ふきのとう)は、早春に雪や湿った落ち葉を押し分けて、地上に顔を出すフキの若い花茎のことです。まだ寒さの残る大地からいち早く芽吹くため、春の訪れを真っ先に知らせてくれる代表的な山菜として古くから親しまれてきました。独特の爽やかな香りとほろ苦さが特徴で、天ぷらや蕗味噌などにして食卓を春色に染める味覚でもあります。

この季語で詠むコツ

冬の厳しさに耐えて芽を出した生命力や、見つけた瞬間の小さな喜びに焦点を当ててみましょう。単に「蕗の薹を見つけた」と詠むのではなく、土の黒さや残雪の白さとの色彩の対比、摘み取った手のひらに残る冷たさ、あるいは調理したときの湯気や苦みといった五感を働かせた描写を取り入れると、瑞々しい実感がこもった句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

残雪、雪解、小川、土手、日差し、黒土、手のひら、指先、苦み、台所、小鉢、籠

「蕗の薹」の俳句例 (1件)

園廣き德ありてこそ蕗の薹
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

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