新走

新走

あらばしり

別の表記・呼び名:新走り(あらばしり)

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意味・由来

「新走(あらばしり)」とは、その秋に収穫されたばかりの新米で仕込んだ新酒のうち、もろみを酒袋に入れて槽(ふね)に敷き詰めた際、圧力をかけずに自らの重みだけで最初に出てくる搾りたての酒を指します。わずかに澱(おり)が混ざって薄く白濁していることも多く、フレッシュな発泡感と華やかな香味が際立つ、酒造りの始まりを告げる秋の季語です。五穀豊穣への感謝と、新酒の誕生を祝う喜びが込められています。

この季語で詠むコツ

「新走」を詠む際は、搾りたてならではの微炭酸の刺激や、立ち上る麹の芳醇な香りといった五感(味覚・嗅覚・視覚)を生き生きと描写することがポイントです。また、蔵元の活気や青々とした杉玉、友人との一献など、新酒を味わう特別な時間や情緒ある情景と組み合わせると、実りの秋の豊かさがより鮮明に伝わります。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 道具・器:白磁、猪口(ちょこ)、酒盃、杉玉、酒樽
  • 状態・感覚:かすみ、微泡、立ち香、冷え、清冽、初垂れ
  • 情景・場面:夕餉、蔵開き、灯影、祝い、もてなし

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