揚灯籠

揚灯籠

あげとうろう・あげどうろう

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意味・由来

「揚灯籠(あげとうろう・あげどうろう)」は、お盆の時期に先祖の精霊(しょうりょう)を迎える、あるいは送るための道標として、庭先や門口に立てた長い竹竿の先端高くに掲げた灯籠のことです。「高灯籠(たかどうろう)」とも呼ばれます。 昔の夜は現代と違い真っ暗であったため、迷わずに我が家へ帰ってこられるようにと、高い位置に灯りを掲げて祈りを込めました。初秋の夜空にぽつんと灯る小さな光には、先祖への敬慕やどこか哀愁を誘う情緒が漂います。

この季語で詠むコツ

高い竿の先で夜風に揺れる灯火の「儚さ」「頼りなさ」を捉えるのがポイントです。また、闇の深さと小さな灯りの対比、お盆ならではの静けさや家族の祈り、過ぎ去りゆく季節の切なさなどを重ねて表現すると情趣深い句になります。地上から見上げる視線を生かし、星空や山の端、暮れなずむ空などの背景と組み合わせると空間的な広がりが生まれます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 夜風、宵闇、暮色、星空
  • 竹竿、軒端、門口、庭
  • 揺るる、瞬く、掲ぐ、仄か(ほのか)

「揚灯籠」の俳句例 (1件)

家根の上にどこの哀れぞ揚燈籠
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

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