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季語 (20)

なづな

spring

なづな

### 意味・由来\n「なづな(薺)」は、アブラナ科の越年草で、春の七草の一つとしても親しまれています。別名「ペンペングサ」や「シャミセングサ」とも呼ばれ、実の形が三味線の撥(ばち)に似ていることからこの名があります。春になると、道端や空き地、畑の隅などに、小さく愛らしい白い花をたくさん咲かせます。どこにでも生えているありふれた雑草ですが、それゆえに私たちの生活に最も身近な春の訪れを告げる植物として、古くから愛されてきました。\n\n### この季語で詠むコツ\nなづなは、バラや桜のような華やかさはありません。そのため、詠む際には「小ささ」「ひそやかさ」「どこにでもある日常」に注目するのがコツです。目線をぐっと下げて、地面に近い視点から観察することで、なづなならではの素朴な美しさや愛らしさを引き出すことができます。また、風に揺れてかすかに音を立てるような、聴覚的なイメージを取り入れるのも効果的です。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\nなづなは日常の風景によく溶け込むため、以下のような素朴で生活感のある言葉と相性が良いです。\n- 地形・場所:路地、垣根、道端、空き地、日向(ひなた)\n- 日常・生活:犬の散歩、足元、錆びた自転車、土手\n- 状態・五感:揺れる、かすか、白、のどか

spring

うめ

### 意味・由来 梅は、バラ科の落葉高木で、早春の寒さの中でいち早く花を咲かせることから「百花の魁(さきがけ)」と称されます。中国から渡来したとされ、万葉集の時代には桜よりも梅のほうが愛でられていました。厳しい寒さに耐えて咲く姿は、高潔さや忍耐の象徴としても重んじられてきました。現代でも、春の訪れをいち早く告げる代表的な季語として、多くの人々に親しまれています。 ### この季語で詠むコツ 梅は桜と違って、一斉に華やかに咲き誇るというよりは、寒さのなかで一輪一輪が凛として咲く姿が特徴です。そのため、視覚的な美しさだけでなく、寒風の中に漂う「香り(匂い)」や、ゴツゴツとした幹の「力強さ(古木)」に注目すると、より梅らしさが引き立ちます。また、白梅の「白」や紅梅の「紅」といった色彩の対比も、句を詠む際の良いアクセントになります。近寄って一輪を見つめる視点と、遠くから梅林を望む視点を意識して使い分けると良いでしょう。 ### 相性のいい言葉・取り合わせ - 嗅覚や五感に訴えかける言葉(「香り」「こぼれる」「微風」「風の音」) - 寒さと温かさの対比を表す言葉(「残雪」「日差し」「日和」「朝の冷気」) - 質感や歴史を感じさせる言葉(「古木」「苔」「垣根」「庵(いおり)」「山路」)

金平桜

spring

こんぺいざくら

桜茸

autumn

さくらだけ

桜紅葉

autumn

さくらもみじ

秋桜

autumn

あきざくら

会式桜

winter

えしきざくら

御会式桜

winter

おえしきざくら

枯桜

winter

かれざくら

寒桜

winter

かんざくら

桜枯る

winter

さくらかる

桜鍋

winter

さくらなべ

緋寒桜

winter

ひかんざくら

冬木の桜

winter

ふゆきのさくら

冬桜

winter

ふゆざくら

室の桜

winter

むろのさくら

曙桜

spring

あけぼのざくら

浅黄桜

spring

あさぎざくら

朝桜

spring

あさざくら

有明桜

spring

ありあけざくら

俳人 (3)

俳句 (5)

水鳥の 胸に分けて行く 桜哉

年々や 桜を肥やす 花の塵

春の夜は 桜に明けて 仕舞ひけり

桜散る 苗代水や 星月夜

木のもとに 汁も膾も 桜かな