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「山粧う(やまよそう/やまよそおう)」は、秋が深まり、木々が赤や黄色に色づいて山全体がまるで美しく化粧をしたかのように華やぐ様子を表す季語です。 中国・北宋の画家である郭煕(かくき)の画論『林泉高致』にある「秋山明浄にして粧うが如し」という一節に由来しています。春の「山笑う」、夏の「山滴る」、冬の「山眠る」とともに、四季の山の表情を人の姿にたとえて味わう、風情に満ちた言葉です。
「山粧う」という季語自体に、豊かで鮮やかな色彩のイメージがすでにたっぷりと含まれています。そのため、句の中でさらに「紅葉」「赤」「錦」といった色を表す言葉を重ねてしまうと、やや説明的で重たくなることがあります。 詠む際は、遠くから眺めた山のたたずまい、山のふもとにある静かな町や暮らし、澄み渡る大気の清々しさなどを取り合わせると、季語の持つ華やぎと気品がより一層引き立ちます。
・秋の言葉:秋晴、夕日、秋風、澄む、釣瓶落とし ・無季の言葉(場所・情景):湖水、古寺、峠道、ロープウェイ、遠嶺 ・無季の言葉(日常・動作):汽笛、深呼吸、旅鞄、窓辺、見上げる