筍流し

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たけのこながし

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意味・由来

「筍流し」とは、筍が生長して若竹へとぐんぐん伸びる初夏(陰暦五月頃、現在の五月下旬から六月頃)に吹く、湿り気を帯びた強い南風のことです。また、その時期に降る長雨や荒れ模様の天候そのものを指すこともあります。「流し」は梅雨のころの風雨を表す言葉であり、筍が川を流れることではありません。竹林を大きく揺らし、本格的な梅雨の訪れを告げる、生暖かく力強い風情を持った夏の季語です。

この季語で詠むコツ

風の強さや湿った大気の気配、竹林が激しくざわめく音など、聴覚や触覚を意識して詠むと季節感が際立ちます。竹林のある風景を直接詠むのはもちろん、吹き抜ける風の湿り気、暗く垂れ込めた空の様子、家を揺らす雨戸の響きなど、身近な生活空間に及ぼす影響を切り取るのも効果的です。生命力あふれる竹の青さと、雨空の重さの対比を意識してみましょう。

相性のいい言葉・取り合わせ

・竹林、青竹、若竹(夏の季語) ・雨足、山裾、葉擦れの音 ・土の匂い、鈍色の空、濡れる窓

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