季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
鋤焼(すきやき)は、薄切りの牛肉を葱や豆腐、白滝、春菊などとともに、醤油や砂糖などの甘辛い割り下で煮焼きして食べる鍋料理です。冬を代表する飲食の季語として親しまれています。その由来は古く、農民が農具の「鋤(すき)」の鉄の部分を鉄板代わりにして鳥類や魚、野菜を焼いて食べたことからその名がついたといわれています。江戸末期から明治にかけて文明開化の象徴として牛鍋が流行し、やがて現在のような家族や仲間と鉄鍋を囲む団欒の料理として全国に定着しました。
単に「美味しかった」「家族で楽しんだ」という報告にとどめず、鍋をめぐる五感の働きを捉えるのが上達の近道です。ぐつぐつと煮える音、立ち上る甘辛い湯気、溶き卵にくぐらせる箸の動きなど、具体的な動作や感覚を描き出しましょう。大勢で鍋を囲む賑やかさや温もりを詠むのはもちろんのこと、下宿先や仕事帰りなど「一人でつつく鋤焼」の少し侘しい情緒や哀愁を表現するのも非常に詩情が深まります。
・具材や道具:葱、春菊、焼き豆腐、生卵、鉄鍋、割り下 ・五感の表現:煮立つ、湯気、泡立つ、甘辛し、火影、香る ・情景や心情:団欒、客間、夜更け、一人、旅籠、笑い声