師走の市

師走の市

しわすのいち

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意味・由来

「師走の市(しわすのいち)」とは、十二月に開かれる市場のことです。新しい年を迎えるための正月飾りや注連縄、羽子板などの縁起物のほか、新巻鮭、数の子、餅といった年越し・正月の準備に必要な様々な品物が並びます。古くから庶民の生活と深く結びついており、一年の締めくくりに人々が集い、賑やかに買い物を楽しむ活気にあふれた冬の風物詩です。

この季語で詠むコツ

年の瀬特有の慌ただしさと、どこか浮き立つような人々の高揚感を捉えるのがポイントです。店先に並ぶ色鮮やかな飾りや食材といった視覚情報だけでなく、威勢のいい売り声、値切りの掛け合い、人々の吐く白い息や立ち上る湯気など、聴覚や触覚、嗅覚に訴えかける具体的な情景を切り取ると、臨場感のある生き生きとした句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・聴覚や活気を表す言葉:売り声、値切る、手拍子、人波、ざわめき ・冬の風情を感じさせる描写:息白し、夕風、暮れなづむ、寒空 ・具体的な品々や様子:新巻鮭、注連飾り、橙、荷を抱へ

「師走の市」の俳句例 (1件)

何にこの師走の市にゆく烏
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

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