若布刈竿

若布刈竿

めかりざお

別の表記・呼び名:和布刈竿(めかりざお)

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意味・由来

「若布刈竿(めかりざお)」とは、春に旬を迎えるワカメを海中から刈り取るために用いられる、長い竹竿の道具のことです。竿の先端には鎌や金具が取り付けられており、小舟の上や磯辺から海中へ差し入れ、岩に生えたワカメを絡め取ったり刈り切ったりして引き揚げます。春の透明な海や磯辺の活気ある営みを象徴する、生活感に満ちた春の季語です。

この季語で詠むコツ

竿そのものの長さや重み、竹のしなり、そして海水を切る手応えなど、具体的な触覚や動作を詠み込むと生き生きとした句になります。また、春の光を浴びてきらめく海面、竿の先が届く海中の揺らぎ、引き揚げられたワカメの艶や潮の香りなど、視覚や嗅覚を働かせて情景を鮮やかに描写するのがポイントです。漁師の熟練の技や、浜辺に立てかけられた竿の静かな佇まいに着目するのも面白いでしょう。

相性のいい言葉・取り合わせ

・磯、潮、波頭、引き潮(海の自然環境を表す無季の言葉) ・小舟、舳先、櫂(舟や漁の道具を表す言葉) ・しなり、青、水底、雫(竿や海の情景を鮮明にする言葉)

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