葉山吹

葉山吹

はやまぶき

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意味・由来

「葉山吹(はやまぶき)」とは、春の盛りに鮮やかな黄色い花を咲かせた山吹が、花の盛りを過ぎて青々とした若葉を茂らせてきた姿を指す晩春の季語です。黄色の花が散り残るなかに、瑞々しい若緑の葉がぐんぐんと伸びて勢いを増す様子は、過ぎゆく春への名残惜しさと、まもなく訪れる初夏の力強い息吹の両方を感じさせます。花だけでなく葉のみずみずしさに着目した、日本人の繊細な美意識が光る季語です。

この季語で詠むコツ

黄金色の花と、鮮やかな若葉のコントラスト(色彩の対比)を意識して詠むのがポイントです。花ばかりに焦点を当ててしまうと通常の「山吹」の句になってしまうため、葉が主役になりつつある移ろいや、散りこぼれる花びら、葉陰の深まりなどを捉えると季語の持ち味が引き立ちます。水辺や木陰といった涼やかな場所と取り合わせることで、晩春特有のしっとりとした情緒を醸し出すことができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・水辺の情景(小川、せせらぎ、岩肌、水音) ・光や影の描写(木漏れ日、日の斑、夕明かり、葉陰) ・移ろいを示す言葉(散り残る、萌え立つ、こぼるる、覆ふ)

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