枯菊
俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「枯菊(かれぎく)」とは、秋に美しく咲き誇った菊が、冬の寒気や強い霜に打たれて枯れ果てた姿を指す冬の季語です。菊の花は散って散乱するのではなく、茎の上に留まったまま花びらが茶色く縮れて枯れていく特徴があります。その立ち枯れた姿には、華やかな盛りの面影とともに、冬ならではの深い哀愁や侘び寂びの風情が宿っており、古くから多くの俳人に愛されてきました。

この季語で詠むコツ

枯れて色あせた姿から、単に「寂しい」「哀れだ」と詠むだけでは情景が平面的になりがちです。枯れてなお漂うほのかな芳香、凛と背筋を伸ばして残る茎の強さ、あるいは冬の淡い日差しや霜の白さとのコントラストを描くのがポイントです。「かつての華やぎ」と「現在の枯淡の美」という時間の重なりを意識すると、初心者の方でも句に奥行きと余韻を生み出すことができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

枯菊の茶褐色や乾いた質感を際立たせるため、光や白さを感じさせる言葉とよく合います。 ・天候や光:冬日(ふゆひ)、薄日、霜、寒風、夕茜(ゆうあかね) ・場所や道具:庭石、竹垣、古畳、軒下、手水鉢(ちょうずばち) ・五感に訴える表現:香(か)残る、カサカサと鳴る、折れず、佇む

「枯菊」の俳句例 (5件)

枯菊にさし向ひ居り炭をひく
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
枯菊を焚きて遣りたる想ひかな
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
枯菊の幽にそよぎはじめけり
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
枯菊にさはれば粉がこぼれけり
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
枯菊に日こそはなやげまぐれ雪
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)

みんなの「枯菊」の詠み

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

みんなの新着句

秋鵜飼

落ち鮎咥え

鵜が競う

友の顔

汗と花火の

光る街

金魚つれ

母の袖引き

遠囃子

紅ひとつ

月下美人や

影深し

蟬の声

校舎の壁を

厚くする

天の川

窓を閉めても

遠き音

関連する「冬」の季語

新年の季語も見てみませんか

新年の季語一覧

あわせて読みたい俳句の記事