季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
「布団」は一年を通して使う身近な寝具ですが、俳句の世界では寒さから身を守り、暖を取るための大切な存在として「冬」の季語になっています。古くは藁や筵などを敷いていましたが、木綿の栽培が広がった江戸時代以降、綿を入れた敷布団や掛布団が庶民の生活に定着しました。厳しい冬の寒さの中で、人を包み込んで安心と温もりを与えてくれる象徴として親しまれてきた季語です。
単に「暖かくて気持ちが良い」と主観的な気持ちを述べるだけでは、平凡な句になりがちです。布団の重みや綿のふくらみ、顔を出したときの冷たい外気との落差など、五感で捉えた感触を描き出すのがコツです。また、布団の中で耳を澄ませて聞く風の音や雨の音、朝起きたときの冷え込みや名残惜しさなど、生活の何気ない一場面を具体的に切り取ることで、誰しもが共感できる豊かな情景が立ち上がります。
・触覚・重さを表す言葉(重み、薄き、ぬくもり、沈む、襟元) ・室内の冷気や外の気配(朝の霜、隙間風、夜半の雨、静寂) ・日々の動作や時間の経過(目覚め、名残惜し、沈む、干す)