暮春

暮春

ぼしゅん

別の表記・呼び名:暮の春(くれのはる)

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意味・由来

「暮春(ぼしゅん)」とは、春の終わり、すなわち晩春を指す季語です。陰暦では三月、現在の暦では四月下旬から五月上旬頃にあたります。「暮」という文字は一日の終わりである夕暮れだけでなく、季節の終わりをも表します。華やかだった春が次第に衰え、去りゆく季節を惜しむ哀愁や、初夏へと向かう自然の移ろいを含んだ言葉です。漢語特有の落ち着きと格調高い響きがあり、静かな余情を醸し出します。

この季語で詠むコツ

「暮春」の持つ静けさや名残惜しさを生かすことがポイントです。満開の桜のような華やかさではなく、散り敷く花びら、葉桜への移ろい、どこか長くなった夕暮れの光など、過ぎ去る春の気配を具体的に捉えてみましょう。また、漢語の引き締まった響きがあるため、日常の些細な光景と合わせても句が引き締まります。感傷的になりすぎず、静かに周囲を見渡すような落ち着いた視点で詠むと深みが生まれます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・光や影、水辺の風景(夕暮れ、日射し、水面、波音、木漏れ日など) ・静寂や名残を感じる言葉(静けさ、名残、風、影、雨音など) ・春の終わりの情景(落花、春雨など)

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