秋の宿

秋の宿

あきのやど

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「秋の宿(あきのやど)」は、秋の旅路で宿泊する宿、あるいは秋の風情が漂う自らの住まいを指す三秋の季語です。日が落ちるのが早くなり、夜長とともに肌寒さが増す秋の宿には、特有の寂寥感や旅情、わびしさが漂います。古来、旅人の孤独や一期一会の出会い、虫の音に包まれる静寂な夜の情景とともに多く詠まれてきました。

この季語で詠むコツ

単に「宿に泊まった」という報告にとどまらず、宿の灯り、障子の影、遠くから聞こえる瀬音や虫の声など、秋ならではの五感に触れるディテールを捉えることが大切です。旅先での心細さや、逆に旅情に浸るしみじみとした心地よさなど、旅人の心理描写を宿の佇まいと重ねて表現すると深みが増します。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 灯火・行灯・ともしび(静寂や夜の深まりを演出する光)
  • 膳・酒・湯(旅の疲れを癒やす温もりを感じさせるもの)
  • 虫の声・川音・夜風(宿の静けさを際立たせる音や気配)
  • 障子・畳・枕(宿の室内の質感を伝える名詞)

秋の宿」の俳句例 (3件)

秋の宿あるじを問へば奥を指す
与謝蕪村【現代語訳】秋の宿に到着して主人を尋ねると、応対した者が無言でただ奥を指差した。【鑑賞】人気のない静かな宿の情景です。言葉少なに奥を指し示されたことで、秋の宿のひっそりとした奥行きと寂寥感が鮮やかに浮かび上がります。
秋の宿山より水を引きにけり
高浜虚子【現代語訳】秋に泊まった宿では、近くの山から清らかな水を引いていたことだ。【鑑賞】山間の宿の清冽な空気と、竹筒などを伝って絶え間なく流れ落ちる水の音が感じられます。秋の静かな宿の自然豊かな風情を簡潔に写し取った名句です。
秋の宿灯して淋しき膳部かな
飯田蛇笏【現代語訳】秋の宿で明かりを灯すと、一人前に用意されたお膳がしみじみと寂しげに見えることだ。【鑑賞】夕暮れに宿の灯りがともり、ぽつんと置かれた夕餉の膳。旅先ならではの孤独感と秋の夜の冷涼な空気が、膳の静けさを通して伝わってきます。

みんなの「秋の宿」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「秋の宿」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語