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「夢祝(ゆめいわい)」は、新年に見る「初夢」が良い夢であったことを喜び、祝い合う新年の季語です。古くから正月二日の夜に「宝船」の絵を枕の下に敷いて吉夢を願い、翌朝に良い夢を見た際には、家族や親しい人々と酒を酌み交わして幸先の良い門出を祝いました。夢という儚いものに一年への願いを託し、それを口実に笑顔で集う、日本人の奥ゆかしくも大らかな祝意が込められた風習です。
夢の具体的な内容を事細かに説明するのではなく、目覚めた後の晴れやかな気分や、周囲との温かいやり取りを描くのがポイントです。「どのような夢を見たのか」と語り合う家族の団らんや、めでたい朝の光、祝い酒を交わす場面などを切り取ると、季語の持つ明るさが引き立ちます。大吉の夢を誇らしげに語る様子だけでなく、少々とぼけた夢を笑い合うような、微笑ましい日常の一幕を描くのも味わい深い一句になります。
・新年の朝の光景(初日、障子の明かり、目覚め) ・祝いの飲食(お屠蘇、祝い酒、お雑煮、盃) ・人々の表情や声(語らい、笑み、母の声、孫の顔)