黄蜀葵搗く

黄蜀葵搗く

とろろあおいつく・おうしょっきつく

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

黄蜀葵(トロロアオイ)はアオイ科の一年草で、その根には強い粘り気があります。冬になると、伝統的な和紙作りのためにこの根を掘り起こし、木槌や石臼で丹念に叩き潰して粘液を抽出します。この作業を「黄蜀葵搗く」と呼び、冬の季語となっています。抽出された粘液は「ネリ」と呼ばれ、水の中で楮などの繊維を均一に分散させ、良質な紙を漉くために欠かせない大切な副原料です。寒気の厳しい水辺や工房で行われる、職人の熱意と冬の静けさが交錯する手仕事の情景を表します。

この季語で詠むコツ

冬の張り詰めた空気感の中で行われる作業であるため、「音」「触覚」「温度」といった五感を活かすのが効果的です。寒風の中に響き渡る木槌のリズミカルな音、作業する人の白い息、あるいは根からあふれ出る独特の粘り気や冷たい水など、具体的な描写を取り入れましょう。紙漉きという伝統文化の背景を意識しつつ、作業に打ち込む人の力強さや山里の寒冷な気候と響き合わせると、味わい深い一句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・音や動作を表す言葉:木槌、石臼、響く、砕く、叩く、息白し ・質感や温度を表す言葉:粘り、白き汁、寒水、飛沫、かじかむ手 ・場所や情景を表す言葉:紙漉き場、山里、土間、薄日、夕暮れ

みんなの「黄蜀葵搗く」の詠み

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

みんなの新着句

干し大根

折れぬ撓りを

見極めて

新海苔を

炙りて混ざる

風の味

幼らの

声も野菊も

夕陽せり

道祖神

足もと群るる

野菊かな

そぞろ寒

灯りひとつの

帰り道

野菊避け

蟻の一列

回り道

関連する「冬」の季語

新年の季語も見てみませんか

新年の季語一覧

あわせて読みたい俳句の記事