桃林

桃林

とうりん

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「桃林(とうりん)」とは、桃の木が一面に群がり生えている林、あるいは桃畑のことです。仲春から晩春にかけて、薄紅色の花が山野や果樹園を埋め尽くすように咲き誇る情景を指します。古くは中国の詩人・陶淵明が著した『桃花源記』において、俗世を離れた理想郷「武陵桃源」への道標として桃林が登場することから、どこか神秘的で長閑な仙境の趣も漂わせる美しい季語です。

この季語で詠むコツ

桃の花を一枝や一輪の可憐さとして詠むのではなく、「林」としての圧倒的な広がりや奥行き、色彩の量感を捉えるのが最大のポイントです。遠景として山里や霞のなかに浮かぶ桃色の塊を描くのも良いですし、林の奥へと続く小道に足を踏み入れ、花の屋根に包まれるような没入感を五感(色・香り・木漏れ日・足元の土の感触など)で表現するのも効果的です。桃源郷の故事に思いを馳せ、浮世離れした静けさや春の長閑さを詠み込むと、句に深い陰影が生まれます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・春霞、朧、春風(春の空気感や光を柔らかく包み込む言葉) ・小道、畦道、里山、土(農村の自然や長閑さを醸し出す言葉) ・夕暮、木漏れ日、遠山(空間の広がりや穏やかな時間の流れを表す言葉)

「桃林」の俳句例 (1件)

桃林に柴積んであり腰かけぬ
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)

みんなの「桃林」の詠み

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

みんなの新着句

胡桃色

秋に映えたる

独特さ

街角の

秋の愁いや

セピア色

午後のお茶

ひとり点前や

秋愁ひ

秋愁ひ

柱時計の

ねぢの錆

秋愁を

心の灯とす

息込みぞ

残菊や

古刹の細雨に

面あぐ

関連する「春」の季語

新年の季語も見てみませんか

新年の季語一覧

あわせて読みたい俳句の記事