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滝壺(たきつぼ)とは、高い所から落下する滝の水が激しく岩盤を穿ち、深くえぐり取って生じた淵や大きな水たまりのことを指します。「滝」そのものが三夏(初夏・仲夏・晩夏)を通して暑さを払う代表的な夏の季語であり、その水勢を一身に受け止める滝壺もまた夏の季語として親しまれています。轟音とともに逆巻く白い飛沫と、底知れぬ深さを湛えた碧い水面、あたり一面に立ち込める冷涼な水煙など、猛暑を忘れさせる力強さと神秘的な涼感が魅力です。
単に「涼しい」と詠むのではなく、五感を研ぎ澄ませた具体的な描写を心がけましょう。激しく水が落ちる動的な勢いと、深く淀む水底の静けさという「動と静」の対比を描くと、句に奥行きが生まれます。轟く水音、肌を打つ冷たい飛沫、あるいは周囲の濡れた巨岩や生い茂る木々の暗がりなど、滝壺の周囲にあるものへ視点を広げて取り合わせるのも効果的です。
・水煙(みずけむり)、飛沫(しぶき) ・碧(あお)、藍(あい)、底(そこ) ・轟く(とどろく)、ひびき、風 ・濡れ岩、巨石、木立